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PowerChute Network Shutdown v3.x 電源障害時のシャットダウンプロセス

PowerChute Network Shutdown v3.x 電源障害時のシャットダウンプロセスにおける流れと設定箇所の説明です。

PowerChute Network Shutdown v3.x で電源障害時のシャットダウンプロセス設定を行う場合には、OSにインストールしたPowerChute Network Shutdownの設定とUPSに搭載しているNetworkManagementCardの設定が必要となります。 

以下は電源障害時のシャットダウンプロセスにおける全体の流れと設定箇所の説明をしております。

■PowerChute Network Shutdown 電源障害時のシャットダウンプロセス



 

  PowerChute Network Shutdown の設定 (コンピュータ)

サーバ側のシャットダウンの設定についてはPowerChute Network Shutdownの ▼自ホストネームの項目、 "Configure Events" ならびに"Configure Shutdown"にて設定を行います。

(1) イベント遅延時間

ここで設定された時間を超えた場合にPowerChute Network Shutdownがインストールされたコンピュータに対してOSのシャットダウンを含むシャットダウンプロセスを開始します。
以下設定方法にて、イベント(障害)からシャットダウンプロセス開始までの待機時間を秒単位で設定します。

[設定方法] (例:バッテリ運転[電源障害]に対するシャットダウンプロセスの設定)

図1の画面の左メニューにて "Configure Events" を選択し(図1中の赤線部)、
右側に表示される Eventsの項目のトップ UPS: On Battery の行と Shut Down System の列が交差する箇所(図1中の赤枠)のチェックボックスをクリックします

表示された 図2, Shut Down Operation Systemの画面にて Yes, I want to shut down the PCNS operating system. にチェックを入れます
Shut down the PCNS operating system only when the event lasts this long(seconds): に電源障害発生からシャットダウン開始までの待機時間を入力します (数値入力 単位:秒)
 
   
図1. Configure Events画面
 
図2. イベントに対するShut Down Operating Systemの画面
 

(2) コマンドファイル実行時間

OSのシャットダウンを行う前にバックアップ処理を行う場合やOSシャットダウンを確実に開始するため、あらかじめ特定のソフトウェアを停止、終了処理を行う場合に
お客様にてご用意されたコマンドファイル実行とその所要時間に関する設定項目となります。
こちらでコマンドファイルの処理に必要として指定した時間が経過するとOSのシャットダウンが開始されます。

[設定方法]
図3. の左メニューより "Configure Shutdown" の項目(図3中の赤線部) を選択し、Configure Shutdownの設定画面にて、Run this command file (full name). 
実行するコマンドファイルをディスクドライブおよびボリューム名を含めたフルパス名で指定します。

その下のThe command file needs this much time to complete (seconds.) に実行するコマンドファイルが終了するまでに必要な所要時間を指定します。(数値入力、単位:秒)
Run this command file (full name)にフルパス名を指定している場合に本設定が反映されます。

Turn off the UPS after the shutdown finishes.(This is dependent on the UPS model and/or shutdown mode enabled for the UPS) にチェックが入っていることを確認ください。 
このチェックを入れない場合(Do not turn off UPS.にチェックが入っている場合)には、OSはシャットダウンしますが、UPSにシャットダウン命令を送ることは出来ず、(5)〜(9)と続くUPS側のシャットダウンプロセス(
電源出力停止)はスタートしません。
 
図3. Configure Shutdown画面
 
(3) 固定値(70秒)
(2)が終了し70秒(10秒 + 60秒)カウントしOSシャットダウンが開始されます。

[設定方法]
この項目は固定値となり変更は出来ません。


(4) OSシャットダウン開始
OSは、電源障害発生から"(1)イベント遅延時間"+"(2)コマンドファイル実行時間"+"(3)70秒"が経過すると、OSシャットダウンを開始します。

[設定方法]
(4)の時間設定箇所はなくOSの種類や環境の違いによるOSのシャットダウン時間によって(4)の終了時間は変動します。

【注意事項】
(1)〜(4)の合計時間は実際のUPS本体のバックアップ時間(ランタイム)内に収まるよう設定します。

※1. VMware ESXiについては、(3)の固定70秒はありません
 
   Network Management Card の設定 (UPS)

コンピュータがシャットダウンプロセスを開始してからUPSが出力停止する迄の時間設定、電源障害回復後のUPS自動起動やUPS Turn Off の動作についてはNetwork Management Cardに対して設定を行います。PowerChute Network Shutdownの画面では ▼UPS Information 以下UPS型番の "Configuration"ならびに"PowerChute"で設定します。

(5) Maximum Required Delay

Maximum Required Delay :
デフォルトではLow-Battery Durationの値が反映されます。
PowerChute Network Shutdown 側設定(2)の時間を変更し、(2)+(3)の時間がUPS本体のシャットダウンプロセス((5)+(6)+(7))の時間より長くなる場合がございま す。この場合コマンドファイル実行やOSのシャットダウン中にUPSが出力を停止する事を防ぐ為、Maximum Required Delayの設定をForce negotiationに変更することにより(2)の時間設定により適切な値が自動的に算出され Maximum Required Delay : に反映されます。

[設定方法]

デフォルトの場合

設定画面(図4) タブ[UPS] → Configuration → Shutdown → Start of Shutdown → Low-Battery Duration: に時間(分・選択変更可能)を設定します。
設定画面(図4) タブ[UPS] → Configuration → Shutdown → Start of Shutdown → Maximum Required Delay: に時間(分・変更不可)が反映されます。

PowerChute Network Shutdown側設定(2)を反映する場合

設定画面(図5) タブ[UPS] → PowerChute → configuration → Maximum Required Delayの設定をForce negotiationに設定します。
設定画面(図4) タブ[UPS] → Configuration → Shutdown → Start of Shutdown → Maximum Required Delay: に時間(分・変更不可)が反映されます。
尚、反映される迄に最大10分程度時間がかかる場合がございます。


(6) 固定値(2分)
PowerChute Network Shutdown を使用している場合、ソフトウェアの仕様で2分がカウントされます。

[設定方法]
固定値となり変更は出来ません。
 

(7) Shutdown Delay
UPSがオフ又はスリープ状態になるまでの待機時間を設定します。

[設定方法]
設定画面(図5) タブ[UPS] → Configuration → Shutdown → Start of Shutdown → Shutdown Delay: に時間(秒・選択変更可能)を設定します。


(8) Sleep / Turn Off
シャットダウンプロセス終了時にUPSをスリープ状態に移行させ、UPS自身が電源障害復旧時に自動起動できるように設定。又はシャットダウンプロセス終了時にUPSをOFFするように設定するのかにより動作が異なります。

[設定方法] 
シャットダウンプロセス終了時UPSをスリープ状態にし電源障害復旧後、UPS自身が自動起動出来るようにする場合

設定画面 タブ[UPS] → PowerChuteR → configuration → PowerChute(R) Shutdown Parameters → On-Battery Shutdown Behavior: の設定を Restart when power is restored に設定します。

シャットダウンプロセス終了時UPSをOFFにする場合

設定画面 タブ[UPS] → PowerChuteR → configuration → PowerChute(R) Shutdown Parameters → On-Battery Shutdown Behavior: の設定を Turn off Stay off に設定します。

【注意事項】  
Turn Off Stay Off に設定した場合、UPSはシャットダウンプロセス終了時 Turn Off となり、電源障害復旧後にUPS自身は自動起動しません。
UPSを起動する為には手動で電源ボタンを押す、又は Network Management Card 等から TurnOn する必要がございます。


(9) 再起動待機時間
電源障害によるシャットダウンの後、UPSをオンする為に必要な最低限のバッテリ容量、待機時 間をカウントします。電源障害発生時、復電しても再度電源障害が発生する事を想定した場合、バッテリ充電容量が下がっている状態でUPSとOSを再起動さ せると、再度電源障害が発生した際に、OSのシャットダウン途中でUPSのバッテリが尽きてしまう事も考えられます。これを防止する為に、一定容量充電さ れるまでUPSを起動しないように設定する事が可能です。

[設定方法]
設定画面(図4) タブ[UPS] → Configuration → Shutdown → End of Shutdown → Minimum Battery Capacity: に充電容量を % で設定します。
設定画面(図4) タブ[UPS] → Configuration -> Shutdown → End of Shutdown → Return Delay: に待機時間を秒で設定します。


 
   
図4. Network Management Card の shutdown画面
 
図5. Network Management Card の configuration画面

【注意事項】
図4の各設定項目の場所や表記は Network Management Card のファームウェアにより若干異なる場合がございます。
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