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Network Management Card 2 (AP9630J, AP9631J)でSmart-UPS LCD(SMT/SMXシリーズ)のスケジュール運転で設定時間と異なるタイミングにUPSが起動する

このページでは、Network Management Card 2 型番:AP9630J, AP9631Jで、Smart-UPS LCD (SMT/SMXシリーズ)のスケジュールシャットダウンを設定した際、設定時間と異なるタイミングでUPSの電源がオンになる問題について説明しています。

【問題の概要】
Network Management Card 2で、Smart-UPS LCD (SMT/SMXシリーズ)のスケジュールシャットダウンを設定した際、ユーザの設定時間と異なるタイミングで、UPSの電源がオンになる。

【対象製品】
・ Network Management Card 2  型番: AP9630J, AP9631J 
  ファームウェア :  sumx v5.x.x, v6.x.x
・ Smart-UPS LCD (SMT/SMXシリーズ)

※ Smart-UPS (SU/SUAシリーズ)、 Smart-UPS RTのスリープ時間についてはこちらを参照してください。

【問題の詳細】

[Signal PowerChute Network Shutdown Client]にチェックを入れた場合

スリープ時間は以下の(1)〜(4)を元に計算されます。
このため、予想した設定時間よりも前にUPSの電源がオンになる場合があります。

(1) UPSがオフになるまでの時間
Smart-UPS SMT (SMT1200RMJ1Uを除く): メインコンセントグループのPower Off Delay + コンセントグループのPower Off Delay
Smart-UPS SMX (SMT1200RMJ1Uを含む): 各コンセントグループのPower Off Delayのなかの最大値

(2) コンセントグループのPower Off Delayの最小値 + 2分

(3) (1)+(2)を0.1時間(6分)単位に丸める : (四捨五入 例: 21分以上27分未満は24分)

(4) スケジュールで設定したUPSのスリープ時間

UPSのスリープ時間 = (4)-(3) を 0.1時間単位に丸めた値

※ UPSの全コンセントグループがオフになった後に、UPSがスリープする時間をカウントします。


[Signal PowerChute Network Shutdown Client]にチェックを入れない場合

スリープ時間は、スケジュールで設定したUPSのスリープ時間を0.1時間(6分)単位に丸めた時間となります。 (四捨五入 例: 21分以上27分未満は24分)
コンセントグループからの出力がオンになる時間はファームウェアバージョンにより異なります。

バージョン v5.x.x、v6.x.xでv6.4.0よりも前のバージョン: スリープ時間終了後、各コンセントグループに設定したPower On Delay時間が経過した後オンになります。
バージョン v6.4.0: スリープ時間終了後オンになります。


 

設定例

例1: [Signal PowerChute Network Shutdown Client]にチェックを入れ、SMT1200RMJ1Uで 20分のスケジュールシャットダウン

Outlet Group 1 : Power off delay: 120sec (2分)
Outlet Group 2 : Power off delay: 300sec (5分)

(1) 5 min (各コンセントグループの設定値のうち最大値)
(2) 2 min + 2 min (固定値) = 4 min
(3) (1) + (2) = 12 min (9分は、0.1時間(6分単位)の四捨五入で12分)
(4) 30 min

UPSのスリープ時間= (4) 30 min - (3) 12 min = 18 min (0.1時間:6分単位にて四捨五入) → 18 min
Outlet Group 2のオフ後、18分間スリープする。


例2: [Signal PowerChute Network Shutdown Client]にチェックを入れ、SMT1500RMJで60分のスケジュールシャットダウン

Main Outlet Group : Power off delay: 120sec (2分)
Outlet Group 1: Power off delay; 420sec (7分)

(1) 2 min + 7 min = 9 min (メインコンセントグループと切り替えコンセントグループの値の合計値)
(2) 2 min + 2 min (固定値) = 4 min
(3) (1) + (2) = 11 min → 12 min
(4) 60 min

UPSのスリープ時間= (4) 60 min - (3) 12 min = 48 min
Main Outlet Group のオフ後、48分間スリープする。


例3: [Signal PowerChute Network Shutdown Client]にチェックを入れず、SMT1500RMJで10分のスケジュールシャットダウン

UPSのスリープ時間=10 min →12 min (0.1時間単位で丸めた値)


【対処方法】
これはスケジュール運転の時間計算についての仕様によるものです。
最大で以下の値のズレが発生する可能性がありますので、実際の運転時間に注意して設定を行ってください。

時間のずれの最大値 = いずれかのコンセントグループのPower Off Delayの最小値 + 8分

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