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PowerChute Network Shutdown v3.x for Linux, VMware, UNIX 冗長構成インストール(Redundant-UPS Configuration)時の設定手順

PowerChute Network Shutdown Standard v3.x for Linux, VMware, UNIX のUPS冗長構成時のインストール(Redundant-UPS Configuration)手順の説明です。

はじめに:

PowerChute Network Shutdownをインストールするにあたり、UPSに装着したNetwork Management Card(図1. (1),(2))のIPアドレスをそれぞれに設定、ネットワークに接続してください。

図1. UPS冗長構成の例

冗長UPS構成は、以下の同一のUPS製品群であれば構成可能です。型番が統一されている必要はありません。
  •  Smart UPSシリーズで型番がSUAで始まるモデル同士で構成
  •  Smart UPSシリーズで型番がSMTで始まるモデル同士で構成
  •  Smart UPSシリーズで型番がSMXで始まるモデル同士で構成
  •  Symmetra PXを除くSymmetra シリーズ同士で構成
  •  Symmetra PX同士で構成

プロダクトライセンスシートを用意、ユーザ保証登録ページにログインし、入手したファイルをコンピュータの任意のローカルディレクトリにコピーします。
 

PowerChute Network Shutdown v3.x for Linux、VMware、UNIX へのインストールについては
以下のような手順にてPowerChute Network Shutdownのファイルの展開を行い、設定、使用を開始ください。
 
【手順】                                                                                        
1. ダウンロードしたファイルの展開
2. install.shを実行しPowerChute Network Shutdownのインストール
3. ブラウザよりサーバにアクセスしUPSの指定、PowerChute Network Shutdownの使用開始

以下のインストール例はSolarisにて/tmp/pcns30で作成したディレクトリにてファイルを展開、インストールを行う場合となります。
太文字(黒)がインストール時の設定項目、 がインストールで設定事項、コマンド等、入力する文字となります。

1. ダウンロードしたファイルの展開
Linux、VMware、UNIX へのインストールについては以下の手順に従って下さい。
APCのWebサイトにて入手したファイル pcns300Linux.tar.gz (たとえば、pcns300ESX.tar.gz、pcns300HPUX.tar.gzなど) ファイルを、サーバのテンポラリディレクトリにコピーします。

作業ディレクトリをテンポラリディレクトリに変更し、次のコマンドで解凍、展開します。
# cd /tmp/pcns30                                                                                                                        
# ls
pcns300Linux.tar.gz

# gunzip pcns300Linux.tar.gz (左記のファイルはLinux版の例です)
# tar -xf pcns300.tar


2. install.shの実行
# pwd
/tmp/pcns30

# ls
Linux pcns300Linux.tar
(1.で生成されたディレクトリに移動します)

# cd ./Linux
# ls
Installation.pdf jre1.6.0_24_linux32.tar.gz relnotes.htm
install.sh pcns300.tar.gz silentInstall.sample

# ./install.sh (インストーラーを実行してください)
------------------------------------------------------------------
PowerChute Network Shutdown 3.0.0 for Linux
Copyright (c) 1999-2011 Schneider Electric.
All Rights Reserved.
------------------------------------------------------------------

OS=Linux

Initializing ...
ja_JP.UTF-8

Press any key to display End User License Agreement
[enterキー]

American Power Conversion Corporation -- ソフトウェア使用許諾契約書

本ソフトウェア使用許諾契約書(以後「契約書」)は、「ライセンサー」であるAmerican Power Conversion Corporation(以後「APC」)
およびユーザ(以後「お客様」)の間で結ばれた法律上の契約であり、本契約書が付属しているAPCソフトウェアに関するものです。
[enterキー] (使用許諾がスクロールしますので最後まで確認ください)

Do you agree to the above license terms? [yes or no]
yes

Please enter the installation directory or press enter to install to the default directory (/opt/APC/PowerChute):
[enterキー] (インストール先のディレクトリの決定です。デフォルトディレクトリへのインストールの場合、"enterキーを入力" ください)

Are you sure you want to install PCNS to /opt/APC/PowerChute [Yes|No]?
yes (インストールディレクトリの再確認です、"yes" を入力ください)

Please enter java directory if you want to use your system java (example:/usr/local/bin/jre/jre1.6.0_24)
or press enter to install the bundled Java:

[enterキー]  
(使用するjavaの指定です。Linux, VMware, Solarisについてはソフトウェアデフォルトのjavaを使用する場合には "enterキーを入力"、
システムにインストールされたjavaを使用してPowerChute Network Shutdownを動作させる場合には使用するJREのディレクトリを入力ください)

Copying jre to /opt/APC/PowerChute ...
Extracting jre to /opt/APC/PowerChute/jre ...

java version "1.6.0_24"
Java(TM) SE Runtime Environment (build 1.6.0_24-b07)
Java HotSpot(TM) Server VM (build 19.1-b02, mixed mode)

JAVA_DIR=/opt/APC/PowerChute/jre/bin/

Copying the installation files ...
Extracting PCNS files ...
PCNS is extracted to /opt/APC/PowerChute
Configuring startup files ...
Startup script=/etc/rc.d/init.d/PowerChute
Updating Linux symbolic link ...
iptables: ファイアウォールのルールを /etc/sysconfig/iptable[ OK ]中:
Configuring uninstall script ...
Setup the m11.cfg file

PowerChute Network Shutdown, v3.0.0
Copyright (c) 1999-2011, Schneider Electric. All Rights Reserved.
Startup completed.


Installation has completed.
PowerChute Network Shutdown can be accessed through your browser at https://<your_server_ip_address>:6547      
Please complete the configuration wizard so that PowerChute Network Shutdown can protect your server.
以上で、PowerChute Network Shutdownのファイルの展開が終了です。


次にPowerChute Network Shutdownの設定を行うために
・ Webブラウザーを起動し、 https://<server ip address>:6547 にアクセスしてください。



3.UPS冗長構成の場合の設定
 
3-1. WEBブラウザよりhttps://<server ip address>:6547 にアクセス
WEBブラウザよりhttps://<server ip address>:6547 にアクセスしてください。

(Wndowsの場合にはインストール後に設定のためにWebブラウザが自動で立ち上がります)
3-2. 設定開始
設定についてはWebブラウザにて行われ、証明書のエラーとなる場合がございますが、閲覧を続行してください。
PowerChute Network Shutdownのインストールが開始されますので、"Next"ボタンをクリックしてください。
 
3-3.セキュリティー設定
コミュニケーションをとるNetwork Management Cardに設定されているユーザ名、パスワードならびにフレーズを登録します。

User Name:
Network Management Cardの
"Administration"のタブ - "Local User" - "Administrator" に設定されたユーザ名をこちらに入力してください。

Network Management Cardにおいて、User Nameを変更されていない場合には
"apc" がデフォルトのユーザ名となります。

Password :
同項目で設定されたパスワードを入力ください。
Network Management Cardでこちらを変更されていない場合には
"apc" がデフォルトのパスワードとなります。

Authentication Phrase :
Network Management Cardの
"UPS"のタブ - "PowerChute" - "Configuration" で表示される "Authentication Phrase: "に設定されたフレーズを入力してください。
デフォルトのフレーズは "admin user phrase" です。

(本設定においては、上記のデフォルトのフレーズがあらかじめ記入されていますので、変更されている場合にはそのフレーズを本項目に入力ください)

尚、ここに設定された"ユーザ名"と"パスワード"はPowerChute Network Shutdownのログインの際に対しても同様の値で適用さ
れます。
3-4. UPS構成の選択

 
UPSの構成を選択する画面です。

本技術情報は冗長化構成の説明となります。 "Redundant-UPS Configuration" を選択しNextボタンをクリックしてください。

Redundant-UPS Configuration : 冗長 UPS構成

Redundant : Two or more UPS providing redundancy, with multiple power cables from the computer.
PowerChute Network Shutdownをインストールしているコンピュータの電源が冗長化されており、
2台以上のUPSから電源をとっている場合にはこちらを選択してください。
3-5. 接続先UPSのNetwork Management Card情報登録

 
PowerChute Network Shutdownとコミュニケーションを行うNetwork Management Cardに設定されている情報を登録します。

NMC Protocol:
Network Management Card にWEBアクセスする際の接続方法を選択してください。
デフォルトは "http" です。

NMC Port:
Network Management Cardに設定されているポート番号を入力ください。
デフォルトは "80" です。

NMC IP address:
関連付けるUPS(電源をとっているUPS)に装着されているNetwork Management Cardの IPアドレス を台数分(2台もしくは3台)入力してください。
3-6. OSシャットダウン後のUPS出力停止確認

 
OSシャットダウン後のUPS出力停止を実施するかの確認となります。

ここではOSシャットダウン後にUPSの出力を停止する設定となる
Turn off the UPS after shutdown finishes に "レ点" チェックを入れ、 "Next"ボタンをクリックしてください。

注意: こちらにチェックを入れない場合にはコンピュータがシャットダウンした後もUPSは停止せず、バッテリ運転を続けます。
3-7. 設定確認

 
3-1. 〜 3-6. にて設定された内容の確認となります。
設定内容を確認し、問題なければ "Apply"をクリックしてください。
3-8.カードとのコミュニケーション結果

 
各Network Management Cardとのコミニュケーション結果が表示されます。

登録したカードがそれぞれ
Communications established
と表示されればNetwork Management Cardの登録が完了です。
3-9.終了画面
インストール完了です。

"Finished" をクリック、インストールを終了してください。
 
起動確認:

1.
ブラウザ起動
WEBブラウザよりhttps://<server ip address>:6547 にアクセス
デフォルトではインターフェースはHTTPS(SSL)を使用しており、証明書はPowerChute Network Shutdownで発行することからセキュリティの警告がポップアップ表示されます。
アクセス時はこのポップアップにë"50;し、"はい"を選択し、進んでください。これはPowerChute Network Shutdown起動時の仕様となります。

2. PowerChute Network Shutdown画面確認
PowerChute Network ShutdownのUIがWebブラウザに表示され、Event Logに
PowerChute Network Shutdown version 3.x.x started
Communication has been established
が表記されていれば、正常にUPSとの通信が確立したことを示します。
 

Advanced Configurationの項目が表示されている事を確認します。
  

【備考】
ダウンロードサイト
PowerChute Network Shutdown v3.xはダウンロードによるファイル提供とさせていただいております。

プロダクト ライセンスシート記載のサイト http://www.apc.co.jp/sands/register/index.html で表示される、
保証登録 1. 製品オンライン登録のリンク先 https://reg.apc.co.jp/
にてユーザ登録を行い、ログイン、 プロダクト ライセンスシート記載のプロダクト シリアルNoを登録いただき、ファイルをダウンロードしてください。
 
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