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PowerChute Business EditionでコンピュータがUPSと連動して自動起動しない場合の確認事項

PowerChute Business Editionによるシャットダウンプロセス後のUPSの再起動時、コンピュータが自動起動しない場合の確認点及び対処方法を記載しています。

電源障害発生に伴うコンピュータのシャットダウン後、もしくはPowerChute Business Editionによるスケジュールシャットダウン後に接続されているコンピュータが自動起動しない場合の確認事項です。

コンピュータが立ち上がってこない場合、以下の2点の状態のいずれかが考えられます。
該当する内容を確認のうえ対処ください。

  1. UPSがスリープ状態からオンライン状態に戻らない場合
       → UPSの設定を確認ください
  2. UPSが再起動しているにも関わらず、コンピュータが再起動しない場合                        
         → ご使用のコンピュータの設定を確認ください


1. UPSがスリープ状態からオンライン状態に戻らない場合
 UPSがスリープ状態になったままで電源出力が再開されない場合には、以下のご確認ください。

 UPS再起動時に待機時間を設定されている場合、電源障害回復後にUPS再起動時にバッテリ充電量を蓄えてから起動する設定を行っている場合にはUPSは設定値を満たすまで起動しません。
 以下の設定箇所を確認し、設定を必要に応じ変更ください。

[デバイスのプロパティ] 画面より、「シャットダウン」 - 「電源障害」で表示される "電源回復時のUPS再起動" の項目の設定を確認します。
  • 「即時」が選択されている場合には設定の変更の必要はありません。
     ただし、電源が回復してもオンラインに戻らない場合には電源障害(ノイズ等)が継続している可能性があります。
  • 「バッテリが次の容量まで充電された時」が選択されている場合には、以下の項目が条件を満たすまでUPSは起動しません。
    「バッテリ容量」: 指定されたバッテリ容量(%)に達してからUPSを再起動(出力開始)させる設定項目
    「待機時間」(v7.0.4以降): 指定された時間(秒数)が経過した時点で、UPSを再起動(出力開始)させる設定項目

    "バッテリ容量" が"90%" に設定されている際には入力電源が復旧してもバッテリ充電容量が90%以上になってからUPSは起動します。
    システム復帰を早めたい場合にはバッテリ容量のしきい値を現在より小さい容量に設定ください。
   



2. UPSが再起動しているがコンピュータは起動しない場合
PowerChute Business Editionによるシャットダウンが行われUPSは出力を停止、このあとに電源障害回復もしくはスケジュールの起動時間になった場合にはUPSは設定にあわせ負荷機器に対し電源出力を再開します。この再起動においてUPSは電源供給を再開するのみとなります。ここでUPSがスリープ状態からオンライン状態に復帰しているにも関わらず、コンピュータの再起動が行われない場合には、ご使用されているコンピュータの電源設定が電源供給再開に対して必要な事項が設定されているか確認する必要があります。

確認する事項:
コンピュータ本体のBIOSの設定、およびご使用いただいているOSの設定がシャットダウン時にコンピュータの電源がオン状態を保持する設定になっていない事が原因として考えられます。
OSならびにBIOSについて以下参考情報を参照のうえ設定を確認ください。
 
[コンピュータのBIOS設定の確認]
OSのシャットダウン時に、コンピュータの電源オン状態を保つ設定にBIOSを変更する必要があります。
BIOSの電源項目の設定を確認ください。BIOSごとに異なりますが、"After AC Power Supply Fails"、 "AC Power Recovery"等の項目名となります。

UPSと連動し、コンピュータを起動させるには上記OSの設定とともに"Last State"に該当する項目に設定いただくか、"Always On"を選択ください。

[BIOS設定の一例]
Always Off 商用電源が回復してもサーバの電源は入らない設定です。
Always On 商用電源が回復するとサーバの電源が入る設定です。
Last State 前回商用電源が遮断されたときのステータスを適用する設定です。
 
※コンピュータによってはこの機能が搭載されていない製品があり、その場合にはUPSと連動してのコンピュータの自動起動を設定することができません。 
BIOSの該当項目、設定内容につきましては、ご使用いただいているコンピュータの製造元にお問い合わせください。
 


確認する項目:
使用中のOSにあわせ以下の項目を確認ください。
Windows XP / Server2003の場合 → 参考情報 "I" から
Windows 2000の場合 → 参考情報 "II" から


I.   Windows XP/Windows Server 2003で使用の場合
[ マイクロソフト サポート技術情報 - 819038 ]
・AC 電源障害の復旧後、UPS の電源供給と連動してコンピュータが起動しない
http://support.microsoft.com/default.aspx?scid=kb;ja;819038
 
II.  WindowsでPowerChute Business Editionを使用している場合
[ 弊社技術情報 - 文書番号: 050318180533YA ]
PowerChute Business Edition v7.x for Windowsのシャットダウンタイプの選択方法について
FA53210
電源障害後の自動起動を行う場合にはデフォルト設定の "シャットダウン" を選択いただくことを推奨します。

注:スリープモード
UPS中央の6個のLEDが左右揃って、上から順もしくは下から順にスクロールで点灯する場合はスリープ状態であることを示します。
スリープ状態とはソフトウェア、アクセサリからのスケジュールによってUPS出力がOffからOnなるまでの期間、もしくは電源障害からOSシャットダウン後、電源復旧を監視している期間のUPSのモードとなります。
スリープ状態の表示例
(中央2列のLEDがスクロール)
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