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Smart-UPS(SU/SUAシリーズ)でPowerChute Business Edition for LinuxがUPSと通信できない際のトラブルシューティング

LinuxでPowerChute Business Edition がUPSと通信できない際のトラブルシューティングについて記述しています。


手順1: 適切なシリアルケーブルを使ってUPSとシステムのシリアルポートが接続されていることを確認して下さい。
UPS、シグナルタイプにより使用するケーブルは異なります。適切なケーブルを使用していない場合には通信は確立しません。以下の表を参照して下さい。
 

UPSモデル
ケーブル
Smart-UPS       
スマートシグナリングの場合: 940-0024x(黒)           
シンプルシグナリングの場合: 940-0020x (白・灰色)
Matrix UPS
スマートシグナリングの場合: 940-0024x(黒)
シンプルシグナリングの場合: 940-0020x (白・灰色)
*ケーブルの刻印、末尾のアルファベットは任意のものになります。

正しいケーブルを接続したら、PowerChute Business Editionエージェントを再起動して下さい(手順2参照)。
引き続きシステムと通信できない場合は、次の手順に進んでください。

手順2: エージェントの停止/開始
エージェント プロセスが動作していない可能性があります。エージェントを開始または停止するには、次のコマンドを使用します。
# cd /opt/APC/PowerChute Business Edition/Agent/bin (PowerChute Business Editionエージェントのインストールディレクトリ内binディレクトリに移動)
# ./startup -start (PowerChute Business Editionエージェントの起動)
# ./startup -stop (PowerChute Business Editionエージェントの停止)

手順3: 設定の確認
UNIXやLinuxは、それぞれ製品に応じてシリアル接続を設定するためのユーティリティが付属しています。
たとえば、HP-UXの場合はSmit、SGI IrixはSerial Device Managerが用意されています。
各OSには、シリアル デバイスのパラメータを設定するための別な手段も用意されています。
この手段は、すべての製品に共通です(Solarisを除く)。

特定のデバイスの設定は、/etc/innitabファイルから参照することができます。
# cd /etc
# more inittab

moreコマンドを利用すれば、パラメータを変更することなくファイルの内容を参照することができます。
inittabファイル中の、使用しているデバイスを探します。デバイスのポート設定の一例を次に示します。

a0:3:respawn:/usr/sbin/getty -h tty0p0 H
a1:3:off:/usr/sbin/getty -h ttyd1p0 2400

inittabファイルには、様々なデバイス情報が格納されています。適切なデバイスを探して下さい。次の2項目を探す必要があります。
A.PowerChuteが使用するデバイス。この例ではttyd1p0になります。
B. 上記A.で確認したデバイスが無効にされていること。respawnではなくoffを設定する必要があります。

*inittabファイル内に、PowerChuteが使用するデバイスに関しての記述がない場合は、ファイルに変更を加える必要はありません。

これらのパラメータを変更する必要がある場合は、viなどのテキストエディタを使用して下さい。
inittabファイルの設定は、システム性能に影響を与えるため、viを使用する際には細心の注意を払う必要があります。
# vi inittab (このコマンドを実行するとファイルを変更できます)

適切な変更を行ったら、次のいずれかの方法でviを終了して下さい。
# :q! (変更内容を保存しないで終了)
# :wq! (変更内容を保存して終了)

inittabファイルを変更したら、次のコマンドを実行してファイルを再初期化します。
# init q

次に、上記の手順2に従ってエージェントを停止した後開始して下さい。


手順4: 以上の事柄を全て行っても通信を確立できない場合は、 APCコールセンタ にお問い合わせください。
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